SEOに重要な事柄を考察する:効果と設置するときのポイント7選

2023.08.17

WEBデザイン
SEOに重要な事柄を考察する:効果と設置するときのポイント7選

北海道旭川市のデザイン会社、ドリームクリエイトです。

これからホームページを制作したり、ブログを開設したりする時に外せない要素としてSEO(Search Engine Optimization)が上げられます。

いくらいいホームページを作っても、それが検索エンジンでHitしなければそのサイトは無いのと同然だからです。

この記事では、SEO効果を高めるために内部リンクを効果的に使用するためのポイントや、用語解説などをわかりやすくお伝えしていきます。


 

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1.SEOの基本を知る

SEOと聞くと、「検索順位を上げること」と言われることが多いです。
これは間違いではありません。ですが、順位がよくても実際には中身がほとんどないサイトもたくさん見受けられます。

例えば、「旭川 ホームページ制作」などで検索すると、よいデザイン会社を紹介してくれる便利なまとめサイトがある反面、どんなホームページを作ってくれるのかわからない、デザイン性もない怪しげなサイト(きちんとした会社ではなさそうで所在地とかも不明)も上位に表示されます。

SEOの基本は、ウェブサイトやコンテンツを検索エンジンでより高い順位で表示されるように最適化するプロセスではあるのですが、根底にあるのは「ユーザーに役立つ情報かどうか」ということに尽きます。検索エンジンによるサイトへのアクセスを増やし、より多くのユーザーにアクセスされることを目指すためには、ユーザーが求めているコンテンツをわかりやすく誘導する必要があります。

以下に、SEOの基本的なポイントをいくつか説明します。

・キーワードリサーチと選定

キーワードリサーチは、ユーザーが検索エンジンで入力する可能性のあるキーワードやフレーズを調査するプロセスです。適切なキーワードを選定し、それらをコンテンツに適切に組み込むことで、検索エンジンでの表示順位を向上させることができます。

・高品質なコンテンツの作成

コンテンツはユーザーにとって価値のある情報を提供する必要があります。高品質で有益なコンテンツを作成することは、ユーザーエンゲージメントや検索エンジンの評価を向上させる鍵です。ホームページ制作に関連するサイトであれば、どうしたら高品位なホームページが作れるのか解説していたり、用語を解説していたり、といった内容です。ホームページ制作のサイトに、それとは関係のないギャラリー写真が大量に掲載されていても、それはユーザーの役には立っていない、ということです。

・適切なメタタグの使用

メタタグ(メタデータ)は、ページの説明やキーワードを提供するためのHTML要素です。タイトルタグやメタディスクリプションなどを適切に設定することで、検索エンジンにページの内容を理解させる助けになります。

・ユーザーエクスペリエンスの向上

サイトの速度、モバイルフレンドリー性、ナビゲーションの使いやすさなど、ユーザーエクスペリエンスを向上させる要因もSEOに影響を与えます。ユーザーがサイトを快適に利用できるようにすることが大切です。また、ローカルビジネスの場合、地域検索での表示が重要です。Googleマイビジネスの登録や地域特化のキーワードを活用するなど、ローカルSEOを最適化することが重要です。さらに、Googleはモバイルファーストインデックスを導入しており、モバイル版のサイトが重要なインデックスとなっています。モバイル対応性を確保することが重要です。

SEOは常に進化する分野であり、長期的な取り組みが求められます。上記の基本的なポイントを実践することで、ウェブサイトの可視性と検索エンジンでのランキングを向上させることができます。

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2.内部リンクと外部リンクの違いを知る

内部リンクと外部リンクは、ウェブサイト内で異なるページや別のサイトへのリンクを指しますが、リンクがどのような関係を持っているかによって区別されます。

内部リンクは、同一のウェブサイト内の異なるページ同士をリンクで結びつけるものです。これにより、ユーザーがウェブサイト内を移動する際に便益を提供したり、サイトの階層構造を表現するのに役立ちます。内部リンクは主にサイト内のナビゲーション、関連記事へのリンク、サイトマップなどで使用されます。内部リンクを適切に配置することで、ユーザーエクスペリエンスの向上や検索エンジンのクローリングとインデックス作業を支援する効果があります。

一方外部リンクは、あるウェブサイトから別のウェブサイトへのリンクを指します。これにより、異なるウェブサイト間で情報やリソースを共有したり、相互に関連性の高いコンテンツを提供したりすることができます。外部リンクは、信頼性の向上や情報提供の充実、参照元のコンテンツを補足する目的で使われます。外部リンクを含むコンテンツは、読者にさまざまな視点や情報源を提供するために重要です。

簡単に言うと、内部リンクは同一のウェブサイト内でのページ同士のリンクであり、ユーザーエクスペリエンスやサイト構造の向上を目指します。一方、外部リンクは別のウェブサイトへのリンクであり、関連情報の提供やリソースの共有を目的としています。どちらのリンクもウェブサイトの質と価値を向上させるのに役立つ重要な要素です。

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3.SEOにおける内部リンクの効果を知る

SEOにおける内部リンクは、ウェブサイト内の異なるページ同士をリンクで結びつけることで、Googleなどの検索エンジンのクローリング(ページの収集)やインデックス作業を支援する重要な要素です。適切に配置された内部リンクは、以下のような効果を持ちます。

・ページのクローリングとインデックスの助け

内部リンクによってページ間の関連性や階層構造が示されるため、検索エンジンのクローラーがウェブサイト内のページをより効果的に収集し、インデックス作業を行うことができます。これにより、全ての重要なページが検索エンジンのデータベースに登録されやすくなります。

・リンクジュースの分配

内部リンクを通じてページ間でリンクジュース(ページの評価や信頼性)が伝達されます。高評価や高信頼性を持つページからリンクを受けることで、リンク先のページにもその価値が一部伝わり、ランキング向上に寄与する可能性があります。

・キーワードとアンカーテキストの最適化

適切なキーワードやフレーズをアンカーテキスト(リンクのテキスト部分)に使用することで、リンク先ページのテーマやコンテンツの関連性を示すことができます。これは検索エンジンにページの内容を理解させるのに役立ち、ランキング向上に寄与する可能性があります。

・ユーザーエクスペリエンスの向上

適切な内部リンク配置はユーザーにとっても使いやすいサイトを作る一環です。関連する情報へのアクセスが容易になるため、ユーザーがサイト内でのナビゲーションをスムーズに行うことができます。

・離脱率の低減

関連性の高いページへの内部リンクがあることで、ユーザーがページを閲覧し続ける可能性が高まります。離脱率(サイトを閉じる率)が低減することで、検索エンジンはユーザーエンゲージメントが高いと判断しやすくなります。

・階層構造の明示

内部リンクを通じてウェブサイトの階層構造が明確に示されることで、検索エンジンはサイトのトピックやテーマの構造を理解しやすくなります。これにより、特定のキーワードにおいてサイト全体のランキング向上が期待されます。

総合すると、内部リンクは検索エンジンとユーザーの双方に対してサイトの構造やコンテンツの関連性を明確に示す役割を果たすため、SEOにおいて重要な要素と言えます。適切な内部リンク戦略を通じて、サイトのランキング向上やユーザーエクスペリエンスの向上を目指すことが大切です。

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4.適切なアンカーテキストの使い方を知る

適切なアンカーテキストの使用は、内部リンクや外部リンクの効果を最大限に引き出すために非常に重要です。アンカーテキストは、リンクをクリックしたときに表示されるテキストのことを指します。適切なアンカーテキストを選ぶことで、検索エンジンとユーザーにとってページの内容やリンク先の関連性が明確に伝わるのです。

アンカーテキストに関連するキーワードやフレーズを含めることは、リンク先のページのテーマやコンテンツとの関連性を強調する助けになります。ただし、キーワードの過剰な使用はスパム的とみなされる可能性があるため、自然な文章に組み込むことが大切です。また、アンカーテキストはリンク先のページの内容と関連するテキストにすることが重要です。リンク先のページが特定のトピックや情報を提供している場合、それに関連する言葉やフレーズをアンカーテキストに使用することで、ユーザーにより適切な情報を提供できます。

アンカーテキストは簡潔で分かりやすいものが良いです。ユーザーが一目でリンク先の内容や意図を理解できるようにするため、適切な表現を選ぶことが重要で、クリックを誘発する言葉やフレーズを含むことが望ましいです。例えば、”詳細を読む”、”ご予約はこちら”など、ユーザーが行動を起こしやすいフレーズを使用することで、クリック率を向上させることができます。

サイト内の異なるページやコンテンツにおいても、アンカーテキストのスタイルや言葉遣いに一貫性を保つことが大切です。ユーザーや検索エンジンが一貫したナビゲーションを行いやすくなります。アンカーテキストを適切に使用することは重要ですが、同じキーワードやフレーズを過剰に使用することはスパム的な印象を与える可能性があります。自然な文章に組み込むよう心がけましょう。また、自社のブランド名やサイト名をアンカーテキストとして使用することで、ブランドの認知度向上に貢献できます。ただし、コンテキストに適合する場所で使用することが重要です。

アンカーテキストは、ユーザーエクスペリエンスと検索エンジンの理解において非常に重要な要素です。適切な言葉やフレーズを選び、関連性を示すことで、リンクのクリック率や検索エンジンの評価を向上させることができます。

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5.サイトマップの活用方法を知る

サイトマップは、ウェブサイトのページやコンテンツの階層構造を示す地図のようなものです。サイトマップはユーザーと検索エンジンの両方にとって重要な役割を果たします。以下に、サイトマップの活用方法とその重要性を説明します。

・サイトマップのタイプ

サイトマップには、一般ユーザー向けに設置される「HTMLサイトマップ」と、Googleなど検索エンジン用に設置される「XMLサイトマップ」があります。

HTMLサイトマップは、一般的にユーザー向けに提供される、ウェブサイト内のページのリストやリンクを含むページです。サイト内のナビゲーションを改善し、ユーザーが必要な情報にアクセスしやすくする役割があります。一方XMLサイトマップは、ウェブサイト内のすべてのページやコンテンツをリストアップするためのもので、表面上に記載されているものではありません。検索エンジンがウェブサイトを効率的にクロールし、インデックスするのに役立つよう内部に設置されています。WordPressなどのCMSでは、プラグインによってXMLサイトマップを提供しているものもあります。

・サイトマップの活用方法

XMLサイトマップは、検索エンジンにウェブサイトのページを正確に把握しやすくするための手段です。特に大規模なサイトや新しいコンテンツが追加された場合、クローリングの効率が向上します。新しいページや更新されたコンテンツが検索エンジンにすぐに認識されるよう、XMLサイトマップを提供することでインデックスの効果を高めることができます。

一方HTMLサイトマップは、ウェブサイト内の階層構造や関連性を示すために役立ちます。ユーザーが必要な情報に迅速にアクセスできるよう支援します。グローバルメニューだけでは見つけにくいページも、HTMLサイトマップを設置することによってユーザーがウェブサイト内のページを見つけやすくする役割を果たします。特にナビゲーションが複雑な場合や、サイト内の情報を全体像で把握したい場合に役立ちます。

・サイトマップの重要性

正確なXMLサイトマップを提供することは、検索エンジンがウェブサイト内のページを正しくクロールし、インデックスする助けになります。つまりSEO向上にも役立ちます。また、HTMLサイトマップを提供することは、ユーザーがサイト内のページを見つけやすくなり、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

このようにサイトマップは、ウェブサイトのクローリングやインデックス、ユーザーエクスペリエンスの向上に寄与する重要な要素です。正確なXMLサイトマップと使いやすいHTMLサイトマップを提供することで、ウェブサイトのSEOを強化することができます。

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6.リンクの設置に最適な場所を知る

ウェブサイト上でのリンクをアクセスしやすい位置に設置することは、ユーザーエクスペリエンスの向上やSEOの観点から重要です。アクセスしやすい位置にリンクを配置することで、ユーザーが目的の情報に簡単にアクセスできるようになります。以下に、アクセスしやすい位置にリンクを設置する際のポイントをいくつか説明します。

・ナビゲーションメニュー

ウェブサイトのトップ部分やサイドバーにあるナビゲーションメニューは、最も一般的なアクセスポイントです。主要なページやセクションへのリンクをここに配置することで、ユーザーが必要な情報に簡単にアクセスできるようになります。ここ数年、このナビゲーションメニューにもいろいろなデザインがあることがわかると思います。どれが一概に良いデザインなのかはそのサイトのターゲットやブランディングにもよりますが、わかりやすく整理されていることに越したことはありません。

・ヘッダーとフッター

ヘッダーやフッターに特定のリンクを配置することで、全てのページからそのリンクにアクセスできるようになります。例えば、お問い合わせページやホームページへのリンクをヘッダーやフッターに配置することで、ユーザーがどのページにいても簡単にアクセスできるようになります。

・サイドバー

最近、パソコン用のウェブサイトにサイドバーがあることも少なくなりました。これはデザイントレンドもありますが、よりシンプルなデザインが好まれて来てるからと言えるでしょう。サイドバーを設置するには、慎重なデザイン構築が必要となります。

・コンテンツ内のリンク

コンテンツ内に関連するリンクを設置することも重要です。例えば、関連する記事へのリンクや、特定のキーワードに関連するページへの内部リンクを設置することで、ユーザーが深く探索する際に便利です。

・ボタンやアイコン

ボタンやアイコンを使用して目立つリンクを作成することも有効です。例えば、”詳細を見る”、”お問い合わせする”などのアクションを促すリンクをボタンやアイコンとして設置することで、ユーザーが行動を起こしやすくなります。

アクセスしやすい位置にリンクを設置することで、ユーザーエクスペリエンスが向上し、ユーザーが必要な情報にスムーズにアクセスできるようになります。同時に、内部リンクの適切な配置もSEO向上に貢献します。

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7.新しいコンテンツへのリンクの有用性を知る

新しいコンテンツへのリンクをウェブサイト内で適切に配置することは、ユーザーエクスペリエンスの向上とSEO効果を高める重要な要素です。新しいコンテンツ、例えばニュースであったり新着情報であったりなどは、通常ホームページなどで目立つ位置にプロモーションされることが多いです。スライダー、特集エリア、またはページ上部の目立つ位置にリンクを配置し、ユーザーに新しいコンテンツの存在をアピールします。

これらへのリンクをナビゲーションメニューに追加することで、ユーザーが簡単にアクセスできるようになります。特に、新しいセクションやカテゴリが追加された場合、メニューにリンクを追加してユーザーに伝えることが重要です。そして、既存のコンテンツ内に新しいコンテンツへのリンクを設置することで、ユーザーが深く探索する際に新しい情報を発見しやすくなります。関連性の高いコンテンツ同士をリンクすることが大切です。

最近では、更新情報などをソーシャルメディア(SNS)で共有することも多くなりました。既存のオーディエンスに新しい情報を伝えることがさらに身近になったと言えます。

新しいコンテンツへのリンクを戦略的に配置することで、ユーザーが新しい情報にアクセスしやすくなり、ウェブサイト全体の利便性とSEOパフォーマンスが向上します。

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いかがでしたか?

SEOは時間がかかる根気のいる作業です。結果がなかなか出ないからといって安直にキーワードを大量に配置してしまうと逆にスパムとしてペナルティを受けてしまうなど、今の検索エンジンは優秀にできています。SEOの基本は、先ほども言いましたが「ユーザーの役に立つかどうか」という点です。

質の高いコンテンツを作り続け、適切なリンクとユーザーエクスペリエンスを大切に、SEOに取り組んでいきましょう。