写真でかんたん!季節のカラーパレット作り|北海道・旭川のホームページ・DTPデザイン制作会社、ドリームクリエイト
2023.07.30
DTPデザインみなさんは春夏秋冬、季節の色といったらどんな色合いを想像しますか?
秋といえば赤、冬といえば白!のようにイメージカラーはパッと出てきても、複数の色の組み合わせとなると悩むデザイナーさんも多いのです。
それにひとくちに「赤」といっても、カーマイン、茜色、紅色、朱色…たくさんの「赤」がありますよね。
そんなたくさんある色の中からイメージに合った組み合わせを作る。
しかしなんだかしっくりこない、似た色ばかりで沈んで見える、どこか不自然になる…。
そんな悩みを感じたことはないでしょうか?
では、窓を開けて外の風景を見てみてください。
普段何気なく見ている空も木も大地も、自然界はすべてが配色ヒントになっています。
それならば、実際の季節の風景写真から配色アイデアをいただいてしまいましょう。
やり方はかんたん。
イラストレーターやフォトショップ、その他ツールで写真を読み込み、スポイトで数カ所から色を抽出するだけ!
できるだけ同じような位置ではなく、バラバラの位置から抽出すると色に差が出て沈まないカラーリングになりますよ。
では実際に春夏秋冬、それぞれ写真からパレットを作成してみましょう。
まずは春。
春といえばかわいらしいピンクが特徴の桜を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
そんな桜の写真からパレットを作りました。
桜=ピンクといっても、淡い部分、中位の部分、濃い部分と分かれています。そこの濃度差を活かしたカラーパレットです。
続いて夏。
青い海と白い砂浜のコントラストが美しい夏の海からパレットを作成しました。
空の抜けるような青、綺麗な海のエメラルドブルー、砂浜の白味がかったベージュ色。
リゾート系のデザインで活かせそうな配色になりました。
そして秋。
こちらもまさに秋といえば!な紅葉からパレットを作りました。
必ずしも被写体から色を取らなければいけないことはありません。
このように背景の色も活かせそうな部分は抽出してOKです。
最後に冬。
一見銀世界な写真も、陽の当たった雪の白い部分と、木の幹のような濃い部分があります。そういった明度差をうまく見つけて抽出しましょう。
では、実際に作ったカラーパレットを使ってデザインをしてみましょう。
今回は冬のパレットで、キャンペーンバナーを作ってみます。
こんな感じになりました。
もちろん、白抜き部分以外はすべてパレットの色で構成されています。
とても自然な色合いで、冬のバナーであることが一目でわかりませんか?
というのも、元にした写真は当然ながら自然に生まれている風景なので、そこから抽出した色が自然な組み合わせになるのはいわば当たり前なのです。
さらに一歩ステップアップするならば、カラーパレットの色で作成したものに1色アクセントカラーを加えてみてもいい感じになるかもしれません。
たとえばY100%のイエローなんかはどの組み合わせでも映えるおすすめのアクセントカラーです。
アンダーラインやバッジ風のオブジェクトなんかに使うといいアクセントになりそうですね。
いかがでしょうか?
上記バナーのように、配色をそのまま使うもよし。そのまま使うのではなくあくまでヒントにするもよし。
色選びに選択肢が増えたように思いませんか。
最近では色抽出アプリなんかも出ているようなので、色々試してみても面白いかもしれません。
ドリームクリエイトは、このように色にもこだわった季節のデザインも得意です。
チラシやポスターはもちろん、ランディングページやちょっとしたバナーまで。なんでもご相談ください。