今さら聞けないデジタル広告戦略の基礎

2023.09.11

マーケティング
今さら聞けないデジタル広告戦略の基礎

北海道旭川市のデザイン会社、ドリームクリエイトです。

インターネット検索をしても、どこかのブログを読んでも、InstagramやTikTokを見ていても、どこでも見るのが広告です。これらを一般的にデジタル広告を読んでいます。多くの人が手にするスマートフォンに直接表示させることができるので、とても効果的です。

自社でも広告を出してみたいけど、やり方がわからない、そして内容もよくわからない。
そんな経営者の方も大勢いらっしゃいます。

今回の記事では、そんなデジタル広告に関してのあれこれをわかりやすくご紹介します。


 

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デジタル広告とは?

デジタル広告は、インターネット上で行われる広告の形態です。これは、テレビやラジオ、新聞などの広告とは異なり、コンピューターやスマートフォン、タブレットなどの機器を使用して、人々に広告メッセージを伝える方法です。

デジタル広告を理解するためには、以下のポイントをおさえておきましょう。

ポイント1.インターネット上の広告である

デジタル広告は、ウェブサイト、ソーシャルメディア、検索エンジン、アプリケーションなど、インターネット上のさまざまな場所で見られます。例えば、FacebookやYouTubeで見る広告がそれに該当します。スマートフォンは今や大多数の方が持っています。1日に何度も見るスマートフォン上にこれらの広告が表示されるメリットは計り知れません。テレビ離れが顕著で、新聞なども部数が落ち込んでいる現在ではとても重要な手段です。

ポイント2.ターゲットを絞り込むことができる

デジタル広告は、特定の人々に向けて配信されます。つまり、ある商品やサービスに興味を持ちそうな人に広告が表示されるようになります。例えば、インターネットでアウトドア用品を検索した時、キャンプ用品の広告が表示されることがある、といった具合です。もちろん、こういったカテゴリをさらに細分化し、年齢層や地域で絞り込むことも可能です。

ポイント3.クリックやタップで詳細を見ることができる

デジタル広告を見たり、その広告に興味を持ったりすると、通常は広告の詳細情報を見ることができます。例えば、クリックすると商品の詳細ページに移動できます。そこで情報や内容を補完しさらに興味を持ってもらうような構造になっていることがほとんどです。

ポイント4.成果を計測できる

デジタル広告は成果を計測できます。つまり、広告がどれだけ効果的だったかを数値で知ることができます。例えば、広告をクリックしたり商品を購入したりした人の数を知ることができます。これは、従来の紙の広告やテレビ・ラジオの広告ではできなかったことです。

ポイント5.オンラインショッピングにも関連する

デジタル広告は、オンラインショッピングの一部でもあります。インターネットで商品を購入する際に、その商品について広告を見たり、関連する商品が表示されたりすることがあると思います。1度訪れたサイトの情報が、別のインターネットのページで表示されることもあったりします。

簡単に言えば、デジタル広告はインターネット上で見る広告で、その人の興味や行動に合わせて表示され、詳細情報を得たり購入したりできる広告です。広告主(企業やビジネス)は、人々に商品やサービスについて知らせ、興味を持ってくれることを期待しています。デジタル広告は、インターネットを使う私たちの日常生活の一部であり、様々な形で私たちに影響を与えています。


 

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デジタル広告の重要性

テレビ離れが顕著で、新聞なども部数が落ち込んでいると先ほど言ったとおり、従来の広告で効果を上げることは難しくなっています。では、デジタル広告の重要性とはなんなのでしょうか。

デジタル広告はもちろん、インターネット上で自社のビジネスを知ってもらうための大切な手段です。インターネット上で広告を出すことで、多くの人に自社の商品やサービスを知らせることができるからです。先ほどもお話しましたが、広告を特定の人たちに向けて届けることができます。つまり、自社の商品やサービスに興味を持ちそうな人たちに、効果的にアプローチすることができます。

デジタル広告の利点

  1. コスト効率がよい
    デジタル広告は、比較的に予算を抑えながら広告を行うことができるため、費用対効果が高いのが特徴です。
  2. リアルタイムに結果がわかる
    デジタル広告の成果をリアルタイムで確認できます。クリック数やコンバージョン率(成約率)などのデータは即座に確認可能です。
  3. 広告のカスタマイズ
    デジタル広告は、反応が悪いと思ったら広告のデザインやメッセージを簡単に変更できます。キャンペーン中に必要に応じて調整できます。
  4. 世界中の人々にリーチ
    インターネットは世界中で利用されており、デジタル広告を通じて海外にもアプローチできます。
  5. 競合他社の分析
    デジタル広告のデータ分析を通じて、競合他社の広告戦略や市場動向を理解し、競争に対抗できます。

デジタル広告は、オンラインで存在を示し、特定の人々に向けて広告を行い、成果を評価しやすい広告方法です。特に、インターネットを活用する際に、成功に役立つ強力なツールと言えます


 

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デジタル広告の種類

一言で「デジタル広告」と言っても様々な種類があります。ここでは代表的なデジタル広告の種類をお伝えします。単独で行う場合もありますし、もちろん複数組み合わせて運用する場合もあります。どれが1番効果的かは、商品やターゲットによっても異なってきます。

1.バナー広告

ウェブページの上部や横に表示される、通常は画像で構成された広告です。ユーザーがバナー広告をクリックすると、関連するウェブページに移動できます。

2.テキスト(検索連動型)広告

主に文字で構成された広告で、検索エンジンの検索結果ページに表示されます。一般的に、関連するキーワードで検索された際に表示され、クリックされると広告主のホームページに飛ぶようになっています。

3.動画広告

動画コンテンツの前や中に表示される広告です。例えば、YouTubeの動画を視聴すると、動画広告が再生されることがあります。これは製品のデモンストレーションや商品説明に適しています。

4.ソーシャルメディア広告

主にSNS上のタイムライン(例: Facebook、Instagram、TikTokなど)上に表示されます。これらの広告は、ユーザーの興味や行動に基づいてターゲットされることが多く、幅広い年齢層にアプローチすることが可能です。

5.ネイティブ広告

ネイティブ広告は、ウェブページやアプリ内のコンテンツに調和する形で表示される広告です。その外観やスタイルがコンテンツに溶け込んでいるため、自然な感じがあります。

6.リマーケティング広告

既に広告主のホームページを訪れたユーザーに向けて表示されます。そのホームページを離れた後に、他のホームページなどで再度広告を見ることがあります。「追っかけ広告」や「追従型広告」などとも呼ばれています。

これらはデジタル広告の一部です。広告主は、ターゲットやキャンペーンの目的に合わせて適切な広告タイプを選択します。デジタル広告は多様であり、ビジネスや個人の広告戦略に合わせて柔軟に活用できる強力なツールです。


 

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デジタル広告戦略の要素

説明してきたように、デジタル広告は従来の広告と異なり柔軟性が高いことが特徴のひとつです。むやみに出稿しても効果が出ないままになってしまう反面、当たれば従来広告の比ではない反応が返ってきます。それでは、どういったところに気を付けて戦略を立てればよいのか紹介します。

1.目標設定をする

デジタル広告戦略の最初のステップは、何を達成したいのかを明確にすることです。例えば、製品の売上を増やす、ホームページの訪問者数を増やす、ブランド認知度を高めるなどの目標を設定します。

2.ターゲットを明確にする

どのような人々に広告を見せたいのかを決定します。自社の商品やサービスを興味を持ちそうな人たちにリーチするために、特定の年齢層、性別、興味、地域などの要因を考慮します。すべての人に見てもらいたい気持ちはわかりますが、そうしてしまうとスルーされる確率も高くなり、デジタル広告としての利点は薄れます。

3.メッセージを明確にする

広告のメッセージやデザインを考えます。商品やサービスの特長を強調し、魅力的な広告を作成します。テキスト、画像、動画など、コンテンツの形式も選びます。多くのことをいっぺんに伝えるのではなく、1つのことを強調して伝えることも大切です。

4.広告の出稿先を決める

広告をどこで実施するかを決定します。例えば、SNSのアプリ上、検索エンジン、ホームページ上など、適切なプラットフォームを選びます。

5.予算設定を決める

デジタル広告は、1日単位で広告予算を決められることがほとんどです。広告にどれくらいの予算を割り当てるかを決定します。当然、予算が多いほど多くのターゲットに広告が流れる可能性が高くなります。予算に応じて、広告の配信範囲や期間を調整します。

6.広告の配信スケジュールを設定する

デジタル広告は、広告の配信スケジュールを決めることができます。いつ広告を表示しはじめ、いつ終わるのかを計画します。特定の時間帯や曜日に広告を配信することも可能です。自社のターゲットの行動パターンを調べてみると、効果的なタイミングがわかるかもしれません。

7.データ分析と最適化を図る

広告が実施された後、成果を評価し、データを分析して広告戦略を最適化します。クリック率、コンバージョン(成果)率、広告費対収益率などの指標を確認し、改善策を導き出します。反応が悪ければ、広告の内容を変える、ターゲットを変える、場所を変える、などの対策が必要です。

8.競合分析をする

競合他社の広告戦略やマーケット動向を把握し、競合に対抗するための戦略を策定します。

これらの要素を考慮して、デジタル広告戦略を構築します。戦略はビジネスの目標や状況に合わせてカスタマイズできます。最も重要なのは、広告を設計、実行し、最適化するプロセスを進めることです。

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いかがでしたか?

デジタル広告戦略は、現代のビジネスにおいて非常に重要です。インターネットの普及により、オンラインでの存在感を築くことは競争において不可欠となりました。しかし、ただ広告を行うだけでなく、戦略的にアプローチし、目標を設定し、ターゲットを理解し、成果を計測し、継続的に最適化することが成功への鍵です。

デジタル広告は変化が速い領域であり、常に新しいトレンドやテクノロジーが登場します。したがって、学習と適応が欠かせません。今回の記事で紹介した基本的な要素を理解し、実践してみることから始めてみましょう。

私たち株式会社ドリームクリエイトでは、こういったデジタル広告の作成や運用管理はもちろん、マーケティング戦略コンサルティングを始めとした各種お手伝いを行っています。デジタル広告を出したいけど、どうしたらよいのかわからない、という場合のお力になれますので、ぜひお困りの経営者の方からのご連絡をお待ちしております。